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表5.10 船底外板(耐力は代表値、安全率を1とする)

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表5.11 船底外板(β>5°全力時大変針しないとき)

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も、実際使用条件では前記のほか、まとまった損傷は発生していない。
表5.10の「魚雷艇4」の板厚比0.72は、先に計算を示した凹損を発生した範囲外のパネルであって、この部分に大きな衝撃水圧が発生しなかったものと考えられる。
「交通航1」は主として港内におけるVIP用に使用された艇である。「交通航2」も波のあるとき高速で大角度変針しないとすれば安全であろう。
暫定基準及びRR11基準(案)が外板の板厚計算に用いている鶴田等の式日により、水圧Pに対し5083−O及びH32の耐力をべースに計算したt/sを図5.5に示す。参考として耐候性高張力鋼板の計算をも示している。
1)鶴田・後藤・本間・藤井・内野:水圧を受ける平板の強度:造船協会論文集第109号:昭36.6

 

 

 

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